AGE研究協会メルマガNo.21(H29.6月発行分より)

「AGE(終末糖化産物)が溜まっているかどうか、判断する方法はありますか?」と言った質問をよく受けます。もちろん、血液を特殊な方法で微量分析すれば、どのくらいのAGE(終末糖化産物)が血液中にいるかわかりますし、皮膚の自家蛍光を機器で測ることでもある程度、AGE(終末糖化産物)の溜まり具合を予想できます。ただ、これらを行うには特別な装置や機械が必要です。そのため、全てのヒトがこのような方法で自分自身のAGE(終末糖化産物)の溜まり具合を知ることができるわけではありません。でも、だからといって、AGE(終末糖化産物)の溜まり具合を知る手だてが全くないわけでもないのです。

一つ目は、病院などで検査される「ヘモグロビンA1c」。ヘモグロビンA1cの値は、赤血球の中にあるヘモグロビンという「タンパク質」が、何%糖化を受けたかの数値です。この数値が長期間高いということは、おそらくAGE(終末糖化産物)がたくさんできていることの傍証になります。自分の日頃のヘモグロビンA1c値の推移を知っていれば、AGE(終末糖化産物)が溜まってきているかどうかある程度予測できます。また、関節の硬さや血管の硬さなどもAGE(終末糖化産物)の溜まり具合の目安になるかもしれません。関節の可動域が制限されていて体の柔軟性が損なわれていたり、血圧の上下の差が大きく60以上あるヒトでは、AGE(終末糖化産物)が溜まっている可能性が高くなります。50歳代なのに白内障があれば、やはり、要注意。AGE(終末糖化産物)が溜まり始めているかもしれません。

文 山岸昌一